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スカーゲンの電池交換 意外と簡単 でも道具をそろえるのが吉 時計DIY

腕時計の電池って皆さんはどうしてますか?やっぱり時計屋さんでしょうか。案外止まってしまうとめんどうで、そのまま放置ってパターンも多いように思います。

 

私もどちらかというと後者なのですが、ふと思いつきで自分で電池交換してみようと思い立ちました。

 

しかし、それはそれで準備っていうものが必要ですよね。

 

ズバリどうすべきか。

ちゃんと道具をそろえてから始める!!

結局これが一番の早道だと、今回実感しました。

もちろん、身の回りのもので代用してちゃっちゃと済ませられればそれに越したことはありません。でも苦労した割に報われない可能性も大です。

わたしも手初めにありものの道具を流用して試行錯誤してみましたが、断念。

結局、専用の道具を使っての作業のあまりの手際の良さに、最初からこうしておけばと思った次第です。

 

今回チャレンジした時計は、

[スカーゲン]SKAGEN 腕時計 basic steel mens 233LSSB 
ケース幅: 34mm Ultra Slim メンズ
というちょっと前のスカーゲン定番の薄型モデルです。 
 
いわゆる、こじ開けタイプですね。裏蓋のだいたい5時の裏側に引っ掛ける溝があります。
そこに薄いへらをこじ入れて開けることになります。
 
そこで家にあるマイナスドライバーの一番小さいやつ(2㎜)を突っ込んでみますが、見事に入りません。
無理をするとケースに傷がつきます。私もやってしまいました。
どうしてもというのであれば、もっと小さい、超精密ドライバーが必要です。
とにかくケース自体が薄型の時計なので、溝もとても狭いのです。
ドライバーは角がありますから、どうしても傷つけやすいと思います。
 
そこで登場するのが、いわゆる「こじ開け」工具です。こんなかんじのやつですね。

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ネットでも安いものなら100円くらいです。ただし、最安なものは中国発送なので時間がかかるみたい。待てないのであれば、ちょっと高くても国内発送のものをチョイス、+100円程度で入手できます。

また、工具には持ち手が黄色いものと茶色いものがありました。
ぱっと見茶色のほうが刃先が小さいように感じますので、私はこちらを購入。
 
いざ、実践。が、

ガ―――ン!!


入りません。やっぱり専用工具でも先が厚すぎるようです。さてどうしたものか…。
 
ここで出番なのが、台所用の包丁用ダイヤモンド研ぎ。これを使ってごしごしと研磨して薄くしてやります。
幸い元が安い金属ですから、結構簡単に薄くなります。
ご家庭に何らかの金属やすりのようなものがあれば、何でもいけると思います。
 
ある程度薄く加工して、いざ、再チャレンジ!!
 
「パカ♪」

あっさり開封できました。


こじ開けといってもあまりこじるものではなく、溝に突き刺すようにすれば、自然と蓋が浮いて開くようです。
色々調べたところ、 無理にこじると蓋が変形する恐れもあるので、注意が必要みたいです。
 
さて、無事開けることができたので、次は電池交換です。
 
中の電池はほんとごく小、よーく見ないと電池の型番がわからないくらいのサイズですね。
電池は「SR616SW」というタイプでした。
 
電池を替えて、ふたを閉めてさあ終了、のはずが…
「蓋がシ、マ、ラ、ナ、イ!!」
 
また問題発生です。 
ぐっと左右均等に押さえて押し込めばはまると言われていますが、これ、意外と難しい…。
ドンピシャで力が加わらないとどっちかが必ず浮いてしまいます。
 
悪戦苦闘すること数時間。
結局あきらめましたーーー。
 
そして工具を購入することに。
いわゆる裏蓋閉じ器ですね。こんなやつです。

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時計の上下を挟み込んで、上からパッチンと圧入する工具です。
 
こちらもチャイナ製で、1500円くらいで売っています。
これを買うと結局お店で電池交換するより高くつきますね。本末転倒???
 
しかし、長い目で見れば、一つ持っていると便利か、ってことで今回は購入しました。


でもって、いざ、封入。
 
「ぱち!!!」
えっというくらい、あっという間に、一秒で閉まりました。
あんなに苦労したのがばかみたい。すごく簡単に閉まりました。
 
けっきょく、紆余曲折したものの、最初から必要な工具をそろえておきさえすれば、
あっさりと簡単に終わったはずというのが実感です。
そんなに高価なものでもありませんし、 一つ持っておけば、たいていの時計には対処できるはずです。
 
さて、これが今回のDIY、時計の電池交換の顛末です。