HUAWEI P40 lite 5G P30 liteから正常進化するも、GMS非対応で差し引き0かむしろマイナス?
HUAWEIからPシリーズの新機種が3種類発表されました。
ファーウェイのPシリーズと言えば、SIMフリースマホとしてP10lite、P20liteと爆発的にヒットしましたが、P30 liteでグーグルサービスに対応するのかどうかで揉めたこともあり、やや主流から外れた感がありました。
そして今回P40シリーズでは、完全にGMS非対応ということで、中国国内以外ではなかなか厳しい内容の端末になっています。
それでも、ファーウェイのP40 liteはPシリーズの後継として一定のベンチマークを示す機種であることも事実ですので、一応前期種との比較から、その特長だけ整理してみたいと思います。
同時発売のP40 lite Eに関しては別記事にてまとめております。
1、P40 lite 5GとP30 liteのスペック比較
ブランド名 | HUAWEI P40 lite 5G | HUAWEI P30lite |
キャリア | SIMフリー | SIMフリー |
OS | Android 10 EMUI 10.1 |
Android 9 Pie EMUI 9.0 |
通信 | 5G | 4G、LTE |
サイズ | 約162.3×75×8.58mm | 約152.9×72.7×7.4mm |
質量 | 約189 g | 約159 g |
CPU | Kirin 820 (2.36+2.22+1.84 GHz) |
Kirin 710 (2.2 GH+1.7 GHz) |
内蔵メモリ | RAM 6GB、ROM 128GB | RAM 4GB、ROM 64GB |
ディスプレイ | 約6.5インチ FHD+ TFT液晶 (2,400x1,080) |
約6.15インチ FHD+ TFT液晶 (2,312x1,080) |
ノッチ | パンチホール | 滴型 |
アウトカメラ | 6,800万画素(標準)F1.8 800万画素(超広角)F2.4 200万画素(マクロ)F2.4 200万画素(深度)F2.4 |
2,400万画素(標準)F1.8 800万画素(超広角)F2.4 200万画素(深度)F2.4 |
動画レート | 1080P@30/60fps 手振れ補正あり(30fps) |
|
インカメラ | 1,600万画素 F2.0 | 2,400万画素 F2.0 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.1 | Ver.4.2 |
バッテリー | 4000mAh 急速充電あり |
3340mAh 急速充電あり |
防水/防塵 | ー | ー |
生体認証 | 顔認証、指紋認証 | 顔認証、指紋認証 |
イヤホンジャック | あり | あり |
おサイフケータイ | ー | ー |
GMS対応 | ✕ | ○ |
カラー | スペースシルバー クラッシュグリーン ミッドナイトブラック |
ピーコックブルー パールホワイト ミッドナイトブラック |
SIMトレイ | DSDV | DSDV |
外部メモリ | NMカード 最大256GB | microSD 最大512GB |
価格(税込) | 43,780円 | 36,168円 31,680円(UQ) |
2、P40 lite 5Gの優位ポイント
1、いち早く5Gの通信規格に対応
2、CPU、カメラ等の基本スペック向上
3、P40 lite 5Gのマイナスポイント
1、何といってもGMS非対応でグーグルサービスが使えない
2、全体的にやや大きく、重くなり、使い勝手のいいサイズ感とは言えなくなった
4、P40 lite 5Gはどんな人におススメ?
とにかく最新の機能を試してみたい人にとっては、この価格帯で5Gが体感できるメリットがあります。全体として正常進化と言っていいかと思います。
しかし、それとは引き換えに、GMS非対応ですから、一般ユーザーの使い勝手は相当マイナスになっているかと思います。
残念ながら積極的におススメできる機種ではないと思いますが、あえて他人とは違うものをお求めなら、面白みはあるのかもしれません。
最新機種にこだわりがなく、それでもファーウェイを選ぶのであれば、旧機種のP30 liteか、やや上位のnova 5T、もしくは最近焼き直しされたnova lite 3+あたりを購入する方が、少なくともグーグルが使える分安心かと思われます。
特にファーウェイにこだわりがあるわけではないのであれば、他社に目を向けるのもアリかと思います。とくに今年のSIMフリースマホの中心はどうもXiaomiになりそうな雰囲気です。