楽天モバイル MNO 楽天自社回線を気軽に試したいけど、端末の入手がネック???
【追記】
当初悩ましかった端末選びですが、5月27日現在、Rakuten Miniが一括1円、GALAXY A7が実質ながら3,700円程度と、楽天公式からもだいぶ入手しやすくなってきました。
現状ではとりあえず楽天回線対応端末を購入してしまうのも手かもしれません。
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楽天が4月からのMNO開始に向け、プラン等を発表しましたね。
ワンプライス2980円(税抜)で無制限、さらに先着300万人は最初の一年間無料というのは、ニュースにも載せやすいキャッチーなところかと思います。
しかし、まだまだ基地局整備が全然足りていませんし、ほとんどはauのローミングで、au接続エリアは上限2ギガとのことですから、見かけ倒しといってもいいでしょう。
すでに昨年のスタートダッシュに失敗して、悪いイメージが先行してしまっているので、相当に懐疑的な向きも多いかと思います。
正直、メインの回線として使うには、まだまだ難しい事態が続くでしょう。
ただ、一年間無料とのことですから、お試しにサブとして検討するならば、ありなのかもしれません。
しかし、その際に引っかかる点が端末の問題です。
いやはや、ここが悩みどころ満載ですね。
なぜかって、
対応端末が限られており、とりあえず手持ちの端末で試してみるということが、非常にしにくい状況になっているのです。
そもそもiPhoneが明示的に対象外とのことで、日本市場の半数の人にとって、検討の余地すらないでしょう。
加えて、アンドロイド端末でも、SIMフリーなら何でもいいかと言えばさにあらず。
楽天が認めている(販売している)端末でないとうまく接続できないなど、初期設定やSIMの認証にあたって、非常に厳しい制約があるようです。
一旦自社回線対応端末でアクティベートすれば、simの差し替えで、それ以外の端末でも使える場合もあるようですが、その後また、何かのはずみで使えなくなったりなど、どうも挙動が不安定なようで、いまだネット上でも情報が錯綜している感じです。
現状、楽天が自社で販売しており、明示的に楽天回線対応をうたっている端末名を拾ってみますと、
2019年9月以前に発売した製品
※こちらはアップデートにて対応
以上が楽天より公式に対応とされています。
やっかいなのは、同じ機種でも、場合によって使えないケースがあるようなのです。
例えば専売モデルのあるOPPO Reno A 128GBはもちろんOKだけれども、一般市場用のSIMフリー版であるOPPO Reno A(64GB)はダメとか。
『楽天で売っている端末には何かのプロファイルが入っていて、楽天の電波に接続した瞬間にSIMカードに書き込みに行くんじゃないか』
なーんて話もあるようです。
iPhoneもデータは使えるけど電話がダメなようですね。どうもVoLTEのすり合わせが厳しいようです。
simフリーのiPhoneと言えばこれまで、どこの回線でも使える万能の神端末だったわけですが、それはあくまでも既存3社(とそのMVNO)での話でした。
楽天MNOはそこに含まれないということですから、いかに特殊なのかがわかりますね。
気軽に試してみようにも、それ用に端末を楽天からわざわざ購入しなければならないとなると、ちょっとハードルが高いですね。
そもそも回線自体に信頼度が低いので、使えるかどうかよくわからないものに、余計な投資したくないのが正直なところです。
そんな中、いちばんローコストでお試しできる可能性が高そうなのは、上記の「アップデートで対応」という端末でしょうか。
こちらなら一般的なSIMフリー端末に後からアップデートで楽天関係の仕様を載せていくわけですから、比較的制約が低く、端末が流用できる可能性が高いかと思われます。
めぼしいところでは、Huawei P30 liteやnova lite3、シャープのAQUOS sense2であれば、既に持っている方も多いでしょうし、市場で安価に手に入れるのも比較的容易かと思われます。
いまのところまだ検討段階ですが、端末にめどがつきそうでしたら、4月以降、試してみようかなと思っています。
【追記】
4月に正式ローンチされ、端末の動作状況がだいぶ見えてきましたので、新たに記事にしました。
そちらも参考にしてみてください。