個人的にchromebookがいまいちな理由 賞味期限が短いから…
皆さんはchromebookをご存知でしょうか。
最近はグーグルがCMをバンバン打って、普及促進を目論んでいるので、よくわからないけど、聞いたことはあるという方も多いかもしれませんね。
一般的なイメージでは、いわゆる格安パソコンといった印象が強く、要するにブラウザとグーグル系のアプリですべての作業は事足りるという層に向けた商品になります。
iPadをはじめとして、既にパソコンでなくても十分という層は増えてきていますし、たいていの軽度な作業はブラウザかアプリで対処できる場合も多いですから、キーボード付きのタブレットみたいなイメージでも、ポイントは外していないのかなと思われます。
多少難があるとすれば、プリンタなどの外部接続機器との連携ができなかったり、iTunesが使えなかったりと、要はどこまで割り切れるかでその価値は決まるといっていいでしょう。
自分のパソコン使いのスタイルを見直してみて、ほとんどブラウザ上で済んでしまうという人にとっては、クロームブックで何ら支障はないといえるかもしれません。
ということで、私も一時期、chromebookを使ってみようかなと検討したことがありましたが、結局ある一点がどうしても気になって、見合わせた経緯があります。
それは何か?
残念ながらクロームブックは賞味期限が短いのです。そう、まさにアンドロイドスマホ同等に。
パソコン歴の長い人にとって、PCは結構長く使えるというのが一般的な理解ではないでしょうか。
もちろんWINDOWSにもサポート期限がありますので、無限にとはいきませんが、たいていは最長10年近くのサポートが期待できます。
もちろん、ハード的な故障や実使用にあたってのスペック的な限界もありますから、必ずしもそんなに長く使えるとは言えませんが、それでもだいぶ賞味期限が長いほうだと思います。
そういう印象でクロームブックをPCとして見てしまうと、どうしてもがっかりしてしまうことになりそうです。
chromebookの宣伝文句として、常に最新のバージョンに自動更新し、セキュアな環境を提供するとありますが、それはあくまで、規定の期限内に限ってという話なのです。
いわゆる「自動更新ポリシー」というやつですね。
もちろん、自動更新自体はセキュリティ的に望ましいものではあるのですが、この期限が機種ごとに細かく定められています。
もちろん最新の機種であれば、発売から6年くらいは自動更新が提供されます。しかし、型落ちのモデルになると、下手をすると1~2年で自動更新が終了してしまう端末をつかまされてしまう危険性があるのです。
普通のWindowsパソコンなら、多少の型落ちでも、リーズナブルに購入できて、何ら支障なく使えるわけですが、そのつもりでクロームブックに手を出すと痛い目に遭いかねません。
その意味では、やはりchromebookはパソコンというよりもスマホやタブレットに近いものと考える方が妥当かと思います。
やはりこの辺が弱いということをグーグルも認識しているのか、Chromebookの自動更新サポート、2020年の機種から最長8年以上にするようです。
もう少しこの辺の制約が取り払われ、気軽に機種選択できるようになると、クロームブックも選択肢に入っているかなと思っているところです。
ですので、chromebookを購入される場合は、その機種の自動更新ポリシーがいつまでなのかをよく確認されることをおススメします。