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シャオミ Mi Note 10はどんな感じ? OPPO Reno A、HUAWEI NOVA 5Tと比較

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シャオミが正式に日本に参入を発表しました。スマホではMi Note 10が、12月16日よりアマゾンのシャオミ公式ショップより発売となります。

1億800万画素という数字が大きくクローズアップされることの多いこのモデルですが、果たしてその実力はどの程度なのでしょうか?

 

もちろんスペック的な意味で、数字にも一つの意味はありますが、数字だけでは判らない部分があることも事実です。

とくにカメラは総合的な描写力が期待されるものですから、単に画素が大きければいいという話ではありません。これはデジカメにおいても散々言い尽くされてきた話ですね。

メーカーはわかりやすい画素数ばかり宣伝したがるという悪弊があります。マーケティング的には、さも数字の大きさ=性能の良さであるかの如く、良さげなイメージばかりが独り歩きするのは、かえって混乱のもとにもなりかねません。

 

もし「1億画素」にしか優位性がないとしたら、きびしいかもしれません。

スマホのカメラに1億画素ものスペックがほんとうに必要か?

そうした観点にも注意してご検討いただくといいかもしれません。

 

まず初めに、そのデザインから気になるのは、絶対カメラが手に触れてしまうだろうという配置です。縦長にカメラが配列されている関係で、どうしても中心に近いカメラは握る部分と干渉しそうですね。これはちょっと気になります。

iPhoneみたいな四角いカメラはダサいですけど、触りにくいという点では、一列配置より優れているということがこれを見て初めてわかった感じがします。

縦一列のカメラは一見スタイリッシュでかっこいいのですが、指紋でレンズがべたべたになってしまっては本末転倒です。この辺、自分のスマホの握る位置をよく確認していただいたほうがいいかと思います。

 

1、Mi Note 10、Reno A、nova 5Tのスペックの比較

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 ※Mi Note 10は無印とPROの二つのバージョンがあり、RAM6GB+ストレージ128GBの無印モデルが税込58,080円、RAM8GB+ストレージ256GBのMi Note 10 Proが税込71,280円になります。

 

2、Mi Note 10の良いポイントと悪いポイント

大きく二つのポイントがあります。

一つ目はやはりカメラですね。高画素を含む5眼カメラはスペック的に充実しています。最近の流行である広角というよりも、望遠を二つ積んできているのが特徴です。

カメラ数が多いということは、それだけさまざまなシチュエーションに対応しうるという点が有利です。一方で繰り返しになりますが、カメラ性能は画素だけでは測れないものです。AIをはじめとして、総合的な絵作りが、目的や趣味にあっているかどうかが問われますので、スペックにだまされず、自分の好みの写真が撮れるかどうかで判断されることをおススメいたします。

 

もう一つは、バッテリー容量と重さや厚さですね。Noteというだけあってやはりスタミナ性能を高めたモデルですが、その分重さや厚さにおいて取り回しずらい点も見逃せません。電池持ちが最優先の方にはおすすめできますが、携帯性という点ではマイナス要素ですので、どういった使い方をするかで選ぶ必要があります。

 

3、ベストバイはどれなのか? 3機種の比較から

カメラをどの程度重視するかが一つの判断の分かれ目です。

全部入りと言われるOPPO Reno Aは穴がない一方で、カメラ性能はそれほど高くありません。しかし、このスペックで3万円台というハイコストパフォーマンスは他にないメリットです。防水防塵やおサイフケータイなど、無難にひととおり揃っている点ではオッポが一歩リードといった感じです。

 

一方、日本的な機能よりもとにかくカメラという方には、シャオミを試してみる価値はあるのかもしれません。ただし1億800万画素というわりに外部ストレージが使えないなど、必ずしもそれを十分に使いこなせるかは怪しいところもあります。

また、画素はあくまで写真の一要素に過ぎません。よほど大きく拡大するようなケースを除けば、はっきり言ってオーバースペックでしかなく、かえって足を引っ張る可能性すらあります。

 

カメラで定評のあるファーウェイは、nova 5Tに限らず、P30やP30 proといったライカカメラ搭載機種もあり、選択肢は豊富です。

写真のきれいさといってもいろいろですし、SNSで映える写真が撮りたいといった目的であれば、むしろカメラ性能というよりも、AIのチューニングに依存する部分も大きいと言えます。

 

総合的に考えて、カメラならMi Note 10だとは言い切れない部分もありますので、1億800万画素という数字に惑わされないことが肝要です。普通に使う分にはストレスなく使える機種だとは思いますが、ベストと言い切れるだけの強みは伝わってこない印象です。

 

シャオミは世界4位のスマホメーカーですが、その強みは途上国向けのエントリークラス、コスパの高い端末という点にあります。その意味では、Mi Note 10はミドルハイ的な位置づけですし、必ずしもシャオミが得意とする王道とはいえないかもしれません。

 

また、シャオミは日本初進出ですから、まだ認知度も低いですし、日本市場に対する十分なリサーチ、対応力が備わっているとはいえません。おそらくサポートもまだまだの段階でしょう。

 

そう考えると、新しいもの好きには、シャオミも日本展開を始めたというニュースバリューがあるものの、実際シャオミのスマホを購入するかどうかは、もう少し様子を見てからでもいいのかなと個人的には思っています。OPPOもやっと今年になって日本市場ど真ん中のReno Aを投入できたところですし、来年や再来年あたりになれば、シャオミももっと日本に適した機種が展開できるのではないでしょうか。

 

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5万円クラスというと、いわゆるミッドハイレンジが競合になりそうです。それぞれ特徴がありますので、なかなか悩みどころです。

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