2019年10月 ドコモ、au、ソフトバンク 既存契約者にとって2年縛り廃止の意味は 解約金の削減方法あり！
2019年10月からスマホの料金体系が大きく変更されます。
いわゆる「二年縛り」の廃止というものですね。
※ソフトバンクはいち早く、9月13日より新プランに移行しています。
ただし、これは新プラン開始以降の新規契約者の場合の話ですので、そのまま読むと既存契約者は関係ないということにもなりますね。
しかし、ここには救済策があります。
残念ながらドコモはお役所的対応で、まったく救済されません。その他のUQmobile、Y!mobile、各種格安SIMも同様です。
9月までに契約したユーザーはそのまま古い料金体系で縛られ続けます。
※ただし、Y!mobileでは条件によって解約金が免除される場合があります。
ここでは大手三社の施策を中心に、簡単に比較してみます。
１、ドコモ
要するに、既存契約者も新プランに変更はできるが、2年縛りは旧プランの期間を引き継いで残る、ということです。
＜9月30日以前にドコモをご契約のお客さま向けの注意事項＞
２、au
auでは、既存契約者も新プランに移行でき、当然新プランになれば解約金も1000円に削減される、とのことです。
■「2年契約N」について
1. 概要
「2年契約N」は、2年単位のau継続利用で月額料金が毎月170円割引になるおトクな料金割引サービスです (
注13)。3カ月間の更新期間に廃止のお申し出がなければ自動更新となり、更新期間以外に解約・一時休止・「2年契約N」の廃止をされた場合は、契約解除料1,000円がかかります。
また、2019年10月1日以降は「2年契約N」へのご加入時などに、次回の自動更新有無を選択いただけます。
なお、現在「2年契約」にご加入中のお客さまは、対象プランへの変更時には「2年契約N」への変更が可能となり、契約変更に伴う契約解除料や手数料はかかりません (
３、ソフトバンク
ソフトバンクは解約金を完全に廃止するとのことで、既存契約者も新プランに移行でき、その場合新プランでは解約金は０、とのこと。
新規申し込み受け付けを終了する料金プランについて
すでに加入中のお客さまは、これまで通りご利用いただけます※14。
新規申し込み受け付けを終了する料金プランから新料金プランへ変更する場合は、利用期間にかかわらず契約解除料はかかりません※15。
４、UQの場合
「おしゃべりプラン」および「ぴったりプラン」にご契約されている方は、1回目の満了月の翌月までは「スマホプラン」への料金プランの変更はできません。1回目の満了月より「スマホプラン」への料金プラン変更のお申込みが可能となります。
「データ高速＋音声通話プラン」および「データ無制限＋音声通話プラン」にご契約されている方は、最低利用期間の満了日が属する月の翌月までは「スマホプラン」への料金プランの変更はできません。最低利用期間の満了日が属する月より「スマホプラン」への料金プラン変更のお申込みが可能となります。
更新月を待って、新プランへの変更が可能になるとのことです。
５、Y!mobileの場合
対象契約
- “ワイモバイル”を継続して2年以上ご契約していること
- 機種変更※と同時に変更後対象プランにプラン変更すること
特典
契約解除料を免除
2年以上利用中もしくは機種購入時に限り無料で新プランへの変更が可能とのことです。
６、まとめ
| 通信キャリア | 新プランへの変更 | プラン変更後の解約金 | |
| 可否 | 変更時の解約金 | ||
| ドコモ | 可 | なし | 旧契約の更新月まで9,500円 それ以降1,000円 |
| au | 可 | なし | 1,000円 |
| ソフトバンク | 可 | なし | 0円 |
| Uqmobile | 不可 2年契約満了時に可 |
― | ― |
| Y!mobile | 可 | 9,500円 ※ただし2年以上契約中 ないし端末購入時は免除 |
0円 |
| その他格安sim全般 | 不可 | ― | ― |
大手３社とも、既存契約者でも旧プランから新プランへ支障なく移行可能。
※ただし、プラン変更は翌月から適用となる場合が多いですので、すぐに切り替わるわけではない点に注意してください。
要点は、ドコモは解約金が旧プランのまま残るのに対し、
auとソフトバンクでは、新プランに移行するとともに、解約金も新基準に則ったものに変更（減額）される。
ですので、auとソフトバンクの利用者は、新プランに切替えしておけば、それ以降はいつでも1,000円ないし0円で他社に乗り換えが可能になるということです。
一方のドコモは縛り付きのままですから、これまで通り、2年縛りのタイミングでないと高額の解約金9,500円がかかりますのでよくよく注意してください。
