Xiaomi Mi Note 10 Lite 約4万円 Mi Note 10の廉価版でややお手頃だけど…
昨年、シャオミから初の国内販売機種として、カメラ性能の高いMi Note10が発売されました。
やや高額なミドルハイという位置づけでしたし、まだまだシャオミ自体の知名度が低いので、あまり広く普及しているとは言えないのが実態かと思います。
そんなシャオミから、次期モデルとして、前機種の廉価版ともいえるMi Note10 Liteが発売されます。2020年6月9日発売。
そこで、Mi Note10 Liteの性能を前期種とのスペック比較から紐解いていきたいと思います。
1、Mi Note10 LiteとMi Note10のスペック比較
ブランド名 | Mi Note 10 lite | Mi Note 10 |
キャリア | SIMフリー | SIMフリー |
OS | Android 10 MIUI 11 |
Android 9 Pie MIUI 11 |
サイズ | 約157.8×74.2×9.7mm | 約157.8×74.2×9.67mm |
質量 | 約204g | 約208g |
CPU | Snapdragon 730G | Snapdragon 730G |
内蔵メモリ | RAM 6GB ROM 64/128GB | RAM 6GB、ROM 128GB |
ディスプレイ | 約6.47インチ FHD+ 有機EL (2,340x1,080) |
約6.47インチ FHD+ 有機EL (2,340x1,080) |
ノッチ | 滴型 | 滴型 |
アウトカメラ | 6,400万画素F1.8(広角) 800万画素 F2.2(超広角) 200万画素F2.4(マクロ) 500万画素F2.4(深度) |
10,800万画素(標準) 1,200万画素 (望遠2倍) 500万画素(望遠5倍) 2,000万画素(超広角) 200万画素(マクロ) |
動画レート | ||
インカメラ | 1,600万画素F2.4 | 3,200万画素 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 | Ver.5.0 |
バッテリー | 5,260mAh 急速充電あり |
5,260mAh 急速充電あり |
防水/防塵 | - | - |
生体認証 | 顔認証、指紋認証 | 顔認証、指紋認証 |
イヤホンジャック | あり | あり |
その他の機能 | - | - |
カラー | ネブラパープル グレイシャーホワイト オーロラグリーン |
ミッドナイトブラック グレイシャーホワイト オーロラグリーン |
SIMスロット | DSDV | DSDV |
外部ストレージ | - | - |
価格(税込) |
39,800円(64GB) 44,800円(128GB) |
58,080円 |
2、Mi Note10 Liteの優位性
1、入手しやすいミドルレンジ、約4万円の価格帯
2、無印Mi Note10とほぼ同様な性能(カメラ以外)
3、Mi Note10 Liteの弱点
1、カメラ性能が値段相応にスペックダウン
2、依然として日本的仕様、防水防塵やおサイフケータイには非対応
3、現状ではMi Note10との価格差はわずか数千円で、あえてLiteにするメリットは小
4、Mi Note10 Liteはありか、なしか
無印Mi Note10に比べて、それほどの機能的な劣化もなく、入手しやすいミドルレンジど真ん中な価格帯ということで、前期種よりも人気が出る可能性はあります。
ただし現状ではMi Note10との価格差が小さいこともあり、あえてこちらを選ぶ積極的理由は少ないかもしれません。
まだまだシャオミ自体のブランドイメージが確立されていませんし、これと言って特筆すべきセールスポイントが見えにくい状況ですと、依然としてマイナースマホを脱することができないかもしれません。
この価格帯は各社しのぎを削っている、レッドオーシャンですから、他社比でとなると、OPPOには敵わないかもしれません。
OPPOはいわゆる日本仕様にも対応してきていますし、前人気機種であるOPPO Reno Aに引き続き、OPPO Reno3 Aの投入もすでにアナウンスされています。
個人的には、4万円スマホとしてみると、まだまだOPPOが一歩リードという印象が強いです。
ただし、同時発売のRedmi Note 9sのほうは、2万円台で機能充実のまさに今年を代表するコスパスマホに仕上がっていることもあり、Mi Note10 Liteよりも人気が出そうです。