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腕時計のサイズは実寸だけでは判らない デザインで大きさの印象もだいぶ変わります

皆さんは腕時計を買うとき何を気にされますか?

 

もちろんデザインの良さとか、着け心地とか、そしてお値段も重要な要素ですよね。最近はネットショッピングという方も多いので、スペックについてはサイトに記載されている数字で判断する場合も多いでしょう。

 

一般にバランスの良い時計サイズは手首の幅の6~7割くらいと言われています。

仮に5㎝の手首幅であれば、30~35㎜くらいということですね。最近の感じだとちょっと小さいのではという印象を持たれるかもしれませんね。しかし、アンティークなどを見ればわかるように、元は腕時計というのはそれくらいのサイズ感だったのです。

一時期大きめのサイズが流行ったことなどもあって、近年は心持ち大きめが通常のサイズ感になっているのが現状です。メンズで言えば40㎜くらいが標準としてよく売られています。

 

ではこの理想的なケース径(直径)で判断すれば間違いがないかというと、なかなかそう簡単にもいかないのです。

なぜか?

 

皆さんは小学生の時、錯視というのを習ったことを覚えていますか?

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こういう図形ですね。

要するに同じ長さのものでも、そのスタイルによって見え方が違ってくるというものです。

これと同じように、たとえ同じサイズの時計でも、そのデザインによって大きく見えるものと小さく見えるものがあります。

 

例えば、フレーム(外枠)の幅が違えば、文字盤のサイズが変わってきますので、ぱっと見の印象もずいぶん変わります。

また、フレームがフラットか、かどが取れているか、逆に出っ張っているか、によっても見たときの自分に対する張り出しの印象が異なりますね。

文字盤自体をとっても、数字の大きさや針の長さ、目盛の太さや長さによってもずいぶん見え方が変わってきます。

 

ですから、仮に今つけている時計が40㎜だからといって、次も同じケース径でと安易に選んでしまうと、腕につけたときにバランスが悪い、思っていた感じではない、ということもまま生じます。

 

残念ながら実際に身に着けてみないと、ほんとうの印象や着け心地、バランス感はわからない、というところなのです。

というわけで、大くくりには一般的に良いとされるサイズ感という目安はあるにはありますが、時計もファッション、嗜好品であって、気に入らなければ結局はあまり着けないでタンスの肥やしということが多いです。

 

ということで、最近はネットで腕時計も買われるケースが多いかもしませんが、なかなかサイズ選びは難しいんだということだけ、ご理解いただけるといいかもしれません。