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Xperia 8とXperia Ace 何が違うのか? スペック比較 ミドルスペックのおススメ度 Xperia 5との違いも

 

昨今の市場環境の変化から、各社ともミドルスペックスマートフォンに力を入れてきています。

SONYもご多聞に漏れず、エクスペリアのラインナップを拡充して、ミドルレンジでもなんとか存在感を示そうと頑張っているようです。

www.sonymobile.co.jp

この2019年秋冬からは、Xperia AceおよびXperiaがそうしたポジションを狙って投入されます。

そこで、両者の違いを比較しつつ、どんな人にこれらのスマホが向いていそうか、整理してみたいと思います。

 

レビューサイトなどを見ると、ミッドレンジのXperiaに関しては、厳しい評価が見られるのも事実です。なぜかと言えば、これまで日本において、Xperiaはハイエンドモデルのみ展開されてきました。つまり、従来のXperiaユーザーが単に同じブランドだからといってこれらに機種変更した場合、必然的にハイエンドからのダウングレードになっていまい、なんとなくもっさりした印象を受けてしまうためと思います。

ですから、これらミッドレンジXperiaは、入門機としてエントリー層には向いているものの、上位のXperiaからの移行だと注意が必要かもしれません。そもそもフラグシップとミッドレンジは、価格帯を含めまったくの別物であるとご理解いただくと後悔がないかと思います。

いわゆるサクサクした動作感をお求めの層にはXperia1ないしXperia5がより適しているのは間違いありません。

 

 

1、SONY Xperiaシリーズの販売チャネル

キャリア 機種 公式
SIMフリー Xperia Ace リンク
docomo Xperia Ace(SO-02L)
Xperia 5(SO-01M)
リンク
au Xperia8(SOV42)
Xperia 5(SOV41)
リンク
softbank Xperia 5 リンク
楽天モバイル Xperia Ace リンク
UQ mobile Xperia リンク
Y!mobile Xperia リンク


しかしここにきて、他社同様、SONYも本格的にSIMフリー市場に製品を投入してきました。それがXperia Aceになります。すでにドコモ版SO-02Lとして投入済みのモデルですので、新鮮味はありませんが、SIMフリー端末として、格安sim各社からも販売され始めた点がポイントです。
まず初めに、一番のポイントはSIMフリーとしての投入です。これまでも、一部機種においてSIMフリー版が提供されたことはありましたが、ほとんどはキャリアモデルで、SIMフリー機の市場では後れを取っていたのも事実です。 

一方、Xperiaに関しては、従来通りのキャリア向け端末として、今のところ展開される模様です。デザイン的にはフラグシップ機であるXperia 1系統の縦長画面を踏襲しつつ、お手頃なミドルシップとして仕上げてきています。

先端デザインのスタイリッシュなタイプを気軽に使いたい層には受けるのかもしれません。

 

2、Xperia AceおよびXperia8のスペック比較

ブランド名 Xperia Ace Xperia
OS Android 9 Pie
サイズ 約140㎜×約67㎜×約9.3㎜ 約158mm×約69mm×約8.1mm
質量 約155g 約170g
CPU Snapdragon 630 2.2GHz+1.8GHz Snapdragon630 2.2GHz+1.8GHz
内蔵メモリ RAM 4GB、ROM 64GB RAM 4GB、ROM 64GB
ディスプレイ 約5.0インチ FHD+ 1080×2160 約6.0インチ FHD+
アウトカメラ 約1200万画素 約1200万画素/F値1.8
  約800万画素/F値2.4
インカメラ 約800万画素 約800万画素/F値2.0
Wi-Fi® IEEE802.11a/b/g/n/ac IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth® Ver.5.0 Ver.5.0
バッテリー容量 2700mAh 2760mAh
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX5・IPX8/IP6X
生体認証 指紋認証 指紋認証
その他の機能 おサイフケータイNFC おサイフケータイNFC
カラー ブラック、ホワイト 、パープル(限定) ブラック、ホワイト、オレンジ、ブルー
SIMスロット シングル シングル
  54,780円(税込) 59,400円(税込)

 

両者のスペックとしては、かなり似通ったものであることが、以上詳細からもわかります。

同等レベルのミッドレンジスマホといっていいかと思います。お値段的にもそれほど変わりはありません。

 

3、Xperia5およびXperia8の比較

ブランド名 Xperia 5 Xperia
OS Android 9 Pie
サイズ 約158mm×約68mm×約8.2mm 約158mm×約69mm×約8.1mm
質量 約164g 約170g
CPU Snapdragon 855
2.8GHz+2.4GHz+1.7GHz
Snapdragon630
2.2GHz+1.8GHz
内蔵メモリ RAM 6GB、ROM 64GB RAM 4GB、ROM 64GB
ディスプレイ 約6.1インチ FHD+ 1080×2520 約6.0インチ FHD+
アウトカメラ (望遠):約1220万/F値2.4
(標準):約1220万/F値1.6
(超広角):約1220万/F値2.4
約1200万画素/F値1.8
約800万画素/F値2.4
インカメラ 約800万画素/F値2.0 約800万画素/F値2.0
Wi-Fi® IEEE802.11a/b/g/n/ac IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth® Ver.5.0 Ver.5.0
バッテリー容量 3000mAh 2760mAh
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX5・IPX8/IP6X
生体認証 指紋認証 指紋認証
その他の機能 おサイフケータイNFC おサイフケータイNFC
カラー ブラック、グレー、ブルー、レッド ブラック、ホワイト、オレンジ、ブルー
SIMスロット シングル シングル
  87,912円 (税込) 59,400円(税込)

 

フラグシップ機とミドルレンジを比べてしまうのは、やはり酷というものです。値段が全然違いますしね。ただ、機種の選択基準として、何を優先し、何を我慢するのか、メリットとデメリットをわかりやすくするため、一応Xperia 5との違いを整理しておきます。 

サイズ感や大まかな機能に関しては、それほど大きな違いはないかと思います。細かい点にこだわらないのであれば、ぜんぜんXperia8で大丈夫なのではないかと。

ただし、CPUのスペックとRAMメモリ、またカメラ性能を重視する方にとっては、当然Xperia5のほうがお値段相応に充実しています。

 

やはり、ご自身の使い方に照らして機種は選定されるべきかと思います。

 

4、 Xperia AceとXperia8の違い まとめ

大きな違いは、端末のデザイン背面カメラ性能の2点ですね。

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旧来の板状のXperiaフォルムを踏襲したAceに対して、Xperia 1以降の縦長スタイリッシュデザインのXperia8という違いです。ちょっとカメラ周りの黒い部分の配置がやや違和感が感じられ、ちょっと気になるところですが、スリムなのは確かです。

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 フォルムの違いによって、当然画面サイズも異なってきます。

Aceは5インチですから、昨今の主流から比べれば、コンパクトな部類かと思います。最近はめっきり小さいサイズが減ってきていますので、このサイズ感は希少かもしれませんね。

一方の8も6インチながら縦長細身のデザインで、横幅が抑えられていますから、Ace同様のグリップ感で使い勝手は悪くないかと思います。

 

いずれにしてもデザインというものは個々人の好き嫌いの部分もありますので、どちらが優れているとは一概に言い難い部分です。結局最後の決め手はお好み次第かと思われます。

 

もう一方のカメラの違いは分かりやすいですね。Xperia Aceが旧来の単眼なのに対し、Xperia8は2眼ですから、画質や対応しうる画角が変わってきます。カメラ重視派の人にとってはXperia8一択でしょう。

 

総合的に見て、今更Xperia Aceを選ぶ理由は限られるような気もします。SIMフリー版の有無が一番大きいでしょうか。あとはコンパクトであることですね。むしろXperia8がSIMフリーで投入されれば、こちらのほうがおススメになりそうです。

 

ということで、ソニーファンやXperiaファンの方にとっては、これまでフラグシップ機を10万円近く出して購入することに比べれば、5万円程度で手に入るミドル機は有力な選択肢になるかと思われます。

ただし、他社の同等スマホと比べてしまうと、まだまだ周回遅れの部分もあります。

Snapdragon 630相当のミドルクラスであれば、今や3万円台が相場ですし、同じく国産ブランドのAQUOS sense3と比べても割高な印象です。Xperiaブランドに+2万の価値を見るかどうか、よくご検討いただければと思います。

わたしの感覚では、最近のOPPOが頑張っており、以下の記事の通り、高コスパで充実スペックですので、併せて比較されることをおススメいたします。

furattosanpo.hatenablog.com

 また、ファーウェイからも5万円クラスとして新たにnova 5Tが投入されます。高コスパ端末として定評のあるシリーズですので、どうしても日本ブランドがいいという方は別として、有力な対抗馬になりそうです。

furattosanpo.hatenablog.com

 

 

<追記>

2020年夏モデルとして、ドコモからXperia10 Ⅱが発表となりました。基本性能が順当に底上げされていますので、今後検討されるのであれば、こちらのほうが有力候補かなと思われます。

furattosanpo.hatenablog.com