OPPO A5 2020、GALAXY A20 比較 低価格帯2万円台のスマホとしておススメなのは?
【追記】
2020夏、圧倒的低価格高コスパ端末としてシャオミからRedmi Note 9sが発売されました。2万円台では敵なしといった印象です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今秋は、各社ともミドルシップからエントリークラスの低価格帯スマホに力を入れてきています。やはり、10月からの総務省の規制の影響を大きく受けていることは間違いありません。
店頭でも、9月までの大幅な値引きセールは姿を消し、各社規制内の2万円程度の値引きで様子見といった感じです。一気にスマホ価格が押し上げられた印象を受けます。
そうなると、10万円クラスのハイスペック機種よりも、定価が3万円台のミドルシップに注目が集まることは必至です。
ここでは、その中でもより低価格帯で攻めてきている端末として人気になりそうな、OPPO A5 2020と、GALAXY A20を比較してみたいと思います。
1、OPPO A5 2020とGALAXY A20のスペック比較
ブランド名 | OPPO A5 2020 | GALAXY A20 |
キャリア | UQ、SIMフリー | ドコモ、au、UQ |
OS | Android 9 Pie ColorOS 6 |
Android 9 Pie |
サイズ | 約163.6×75.6×9.1mm | 約150×71×8.1mm |
質量 | 約195g | 約151g |
CPU | Snapdragon665 (2.0GHz+1.8GHz) |
Exynos 7884B (1.6GHz+1.35GHz) |
内蔵メモリ | RAM 4GB、ROM 64GB | RAM 3GB、ROM 32GB |
ディスプレイ | 約6.5インチHD+ TFT液晶 (1,600×720) |
約5.8インチHD+ TFT液晶 (1,560×720) |
アウトカメラ | 1,200万画素(標準) 800万画素(超広角) 200万画素(ポートレート) 200万画素(モノクロ) |
約800万画素 |
動画レート | 4K/1080P/720P@30fps | 1080P@30fps |
インカメラ | 1,600万画素 | 約500万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 | Ver.5.0 |
バッテリー | 5,000mAh 急速充電なし |
3,000mAh 急速充電あり |
防水/防塵 | -/IP5X | IPX5・IPX8/IP6X |
生体認証 | 顔認証、指紋認証(背面) | 顔認証 |
イヤホンジャック | あり | あり |
その他の機能 | - | おサイフケータイ FMラジオ |
カラー | ブルー、グリーン | レッド、ホワイト、ブラック |
SIMトレイ | DSDV(トリプルスロット) | シングル |
外部ストレージ | microSD 最大256GB | MicroSD 最大512GB |
価格(税込) | 29,480円 | 21,384円(ドコモ) 25,920円(au) |
黄色が優位点を、緑が劣位点を表しています。OPPO A5 2020がSIMフリーらしい特長を備えている一方、GALAXY A20はキャリア版らしく、日本仕様でまとめてきている印象です。
そもそもサイズ感が6.5インチと5.8インチで異なりますし、スペック的にもOPPOはかなり頑張ってきていますので、直接比較にはならないかもしれません。あくまでも、今期の低価格帯モデルの代表例とお考え下さい。
どちらが使い勝手にあっているのか、目的に応じて棲み分けになるかと思います。気になる部分としては、どちらも画面の解像度はHD+と、最近のスマホとしてはやや粗い印象を受けます。
2、OPPO A5 2020がおススメの人は
まさにグローバル版の特徴を表している端末ですので、日本仕様はいらないけど、SIMフリーやDSDVといった通信環境の融通性、使い勝手を重視する方に適しています。
また、カメラが4眼と非常に充実しているのも大きな特徴です。カメラ性能を最重視される方には適したモデルに仕上がっているかと思います。
カメラ性能の高いフラグシップ機との違いも比較してみました。
また、画面サイズ、CPU、メモリ、バッテリーと、押さえるべきところを押さえているので、ヘビーユーザーにも対応しうる性能になっています。
上記のとおり、特段日本仕様は必要ないというユーザーには、おすすめできる端末になりそうです。
3、GALAXY A20がおススメの人は
まずは価格設定として、約2万円と圧倒的に手ごろな価格がポイントです。価格重視の人にとってはまず検討に上る機種となりそうです。
キャリアモデルですから当然、定番の日本的なスマホの機能、防水防塵やおサイフケータイを備えています。エントリークラスとして、必要最低限のことができればいい、メールやブラウジング中心のライトユーザーに適したモデルかと思います。
サイズ感も手ごろですし、ガラケーからスマホに移行する初心者層にも手が出しやすい端末に仕上がっている印象です。
ただし、カメラ性能をはじめCPUなどの基本スペックは、価格なりの必要最小限かと思いますので、もう少し快適な使い勝手をお求めになるのであれば、1万円程度予算を増やして、一段上のミドルシップにしたほうが後悔がないかと思われます。
4、まとめ
これまでミッドレンジは3万円台からというのが日本のキャリアの相場でしたが、ここにきて、市場環境の変化もあり、2万円台のモデルが打ち出されてきました。
エントリー層にとっては、より手を出しやすい環境になってきたといってもいいかもしれません。
ただ、どうしてもミドルシップや低価格帯のエントリー機では、機能が限定的になってしまうことは否めません。自分の使用環境にとって外せないものは何か、妥協できるものは何かを見定めて、良く選別してみないと、後々後悔することにもなりかねません。
それでもよくわからないということであれば、下記のようなもう少し上のクラスを検討されるのが無難かもしれません。
また、発売から少し時間がたったものであれば、多少価格もこなれてきていますし、ほぼ同価格帯でやや上のスペックのものも手に入りそうです。