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AQUOS sense3とsense3 liteの違い sense2からの進化は? スペック比較

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 シャープから今秋の新モデルとして、AQUOS sense3が発表されました。SIMフリー版(SH-M12)はもちろん、キャリア各社からも専用版が展開される多チャンネル展開のようで、ミドルスペックスマホの主役に躍り出る勢いです。

 

基本的には、昨年のAQUOS sense2からの正常進化だと思います。

同時に、AQUOS sense3 plusAQUOS sense3 plus サウンドau版 SHV46)、AQUOS sense3 lite楽天版)、Android One S7Y!mobile版)など、兄弟機も多数発表されており、シャープの攻勢がはっきりとうかがえます。

 

最近はスマホが大型化してきていて、今や6インチ台が主流になりつつあります。その意味では5.5インチのsense3はコンパクトにすら思える部分もあります。

人によっては、同時に発表されたAQUOS sense3 plus(6.0インチ)が通常サイズと感じるサイズ感かもしれません。

そちらは別記事にまとめていますので、併せてご覧ください。

furattosanpo.hatenablog.com

  

 AQUOS sense3系統 販売チャネル一覧

キャリア 機種 公式
SIMフリー AQUOS sense3(SH-M12)
AQUOS sense3 plus
リンク
docomo AQUOS sense3 (SH-02M) リンク
au AQUOS sense3 (SHV45)
AQUOS sense3 plus サウンド (SHV46)
リンク
softbank AQUOS sense3 plus リンク
楽天モバイル AQUOS sense3 lite (SH-RM12)
AQUOS sense3 plus
リンク
UQ mobile AQUOS sense3 リンク
Y!mobile Android One S7 リンク

 
多少通信会社の戦略や狙いによってバリエーションは異なりますが、ほぼすべてのキャリア、格安SIM等から発売される、まさにザ・スタンダードと呼べる機種になりそうです。

 

以下では主なスペックから、新モデルの特徴を整理していきます。 

 

1、スペック比較

AQUOS sense3 vs AQUOS sense3 lite

ブランド名 AQUOS sense3 AQUOS sense3 lite
OS Android 9 Pie Android 9 Pie
サイズ 約147×70×8.9mm 約147×70×8.9mm
質量 約167g 約166g
CPU Snapdragon 630
2.2GHz+1.8GHz
Snapdragon 630
2.2GHz+1.8GHz
内蔵メモリ RAM 4GB、ROM 64GB RAM 4GB、ROM 64GB
ディスプレイ 約5.5インチ FHD+
IGZO液晶
2,160×1,080ドット
約5.5インチ FHD+
IGZO液晶
2,160×1,080ドット
ノッチ なし なし
アウトカメラ 標準 約1,200万画素 F2.0
広角 約1,200万画素 F2.4
標準 約1,200万画素 F2.0
動画レート 4K/30fps 4K/30fps
手ぶれ補正なし
インカメラ 約800万画素 F2.2 約800万画素 F2.2
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Ver.5.0 Ver.5.0
バッテリー 4,000mAh
急速充電
4,000mAh
急速充電
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX5・IPX8/IP6X
生体認証 顔認証、指紋認証(前面) 顔認証、指紋認証(前面)
イヤホンジャック あり あり
その他の機能 おサイフケータイ おサイフケータイ
カラー ライトカッパー
シルバーホワイト
ブラック
ライトカッパー
シルバーホワイト
ブラック
SIMスロット DSDV ※SIMフリー シングル
外部ストレージ microSD 最大512GB microSD 最大512GB
価格(税込) 31,680円(ドコモ)
36,720円(au
32,800円(楽天


 

同様に、AQUOS sense2との違いを比較  

AQUOS sense3 vs AQUOS sense2

ブランド名 AQUOS sense3 AQUOS sense2
OS Android 9 Android 8.1
※9にアップデート可
サイズ 約147×70×8.9mm 約148×71×8.4mm
質量 約167g 約155g
CPU Snapdragon 630
2.2GHz+1.8GHz
Snapdragon 450
1.8GHz
内蔵メモリ RAM 4GB、ROM 64GB RAM 3GB、ROM 32GB
ディスプレイ 約5.5インチ FHD+
IGZO液晶
2,160×1,080ドット
約5.5インチ FHD+
IGZO液晶
2,160×1,080ドット
ノッチ なし なし
アウトカメラ 標準 1,200万 F2.0
広角 1,200万 F2.4
標準 1,200万 F2.0
動画レート 4K/30fps 1080p/30fps
手ぶれ補正なし
インカメラ 800万 F2.2 800万 F2.2
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Ver.5.0 Ver.4.2
バッテリー 4,000mAh
急速充電あり
2,700mAh
急速充電なし
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX5・IPX8/IP6X
生体認証 顔認証、指紋認証(前面) 顔認証、指紋認証(前面)
イヤホンジャック あり あり
その他の機能 おサイフケータイ おサイフケータイ
カラー ライトカッパー
シルバーホワイト
ブラック
シルキーホワイト
ピンクゴールド
ニュアンスブラック
SIMスロット DSDV ※SIMフリー シングル
外部ストレージ microSD 最大512GB microSD 最大512GB
価格(税込) 31,680円(ドコモ)
36,720円(au
32,400円(au


ニュースリリース  

corporate.jp.sharp

 

2、比較結果

sense3とsense3 liteでは、アウトカメラの仕様、2眼か1眼かが違います。また、SIMスロットもsense3のみDSDV対応(ただしSIMフリー版に限る)のようです。

楽天専売モデルのliteでは、広角カメラを削ってコストダウンが図られているようです。カメラ性能に限っては旧機種のsense2と大差ないのかなと思われます。 

 

sense3とsense2との比較では、さすがに、より使いやすいように順当に進歩しているイメージです。

電池を強化した分だけ、やや前モデルよりも重く、厚くなっている印象ですが、スタンダードな基本機能を押さえつつ、

1、カメラが1眼から2眼に

2、CPUやメモリの底上げ

3、バッテリー容量の増大

と不足部分を丁寧に潰してきている感じはしますね。とくにカメラ2眼やスナドラ600番台への進化で、やっとミッドレンジの平均水準に達してきた感じを受けます。

まさに正常進化といったところ。値段水準も変わらないようですので、スペックアップの分、満足度は上がることでしょう。

 

価格帯は、3万円台前半で、sense3とsense3 liteでは大差がないようです。この程度なら、あえてliteを選ぶ理由もなさそうです。

いまのところ、先行して販売開始したsense3 liteの評判も上々のようです。この分ですと無印sense3も期待できるのではないかと思います。人気機種になりそうな雰囲気です。

 

Y!mobileからは兄弟機として、Android One S7が12月に発売になります。

主な違いは、デフォルトでAndroid10が搭載、アウトカメラは単眼でROM / RAM容量が32GB / 3GBにオミットと、AQUOS sense3 liteからさらに一段のコストダウンが図られているようです。

www.ymobile.jp

 

ドコモからはAQUOS sense3 SH-02Mが、auからはAQUOS sense3 SHV45が、それぞれキャリア版として11月上旬から投入されます。

基本的なスペックはSIMフリー版と同等ですが、DSDVに対応せずシングルSIMである点と販売キャリアによって対応バンドが異なる点に要注意です。

他社SIMでも使う可能性があるとか、キャリアに関わらず自由に使いまわしたい方には、SIMフリー版のほうが圧倒的に便利なことは間違いありません。

一方で限定カラーとして、ドコモ版にはディープピンクが、au版ではソフトピンクが用意されるようです。

www.nttdocomo.co.jp

 

www.au.com

 

 

公式サイト

jp.sharp

 

3、どんな人におススメ???

スマートフォン選びはそれこそたくさんの選択肢があって、とても難しいですよね。

SIMフリースマホもだいぶ普及してきている感じはします。

ここでは私なりに感じる部分で、どういう人に向いているのか、簡単にまとめてみたいと思います。

 

おススメポイント

1、安心の国内ブランド

2、ライトユーザーであまり複雑なことはしない

  ※通話とメール、簡単な検索などができればOK

3、おサイフケータイや防水・防塵が欠かせない

4、発売から2年間、最大2回のOSアップデートを保証

こうした条件に当てはまる人にとっては、問題なく使える機種かと思います。

現に2019年上半期のSIMフリースマホ売上No,1などとうたっていますので、それなりに台数もはけているようです。

 

とくに4番目はアンドロイドスマホの一番の弱みであるOSアップデートを確約しているところがポイントです。これにより少なくとも2年間は安心して使えそうですね。最近はスマホの買い替え周期も長くなる傾向にありますから、この部分はシャープの強みになるかと思います。

 

一方で気になる部分というと、

1、他社と比較して、カメラ性能がやや弱い

2、ミドルスペックなので、ハイスペックのようなサクサク感を期待してはいけない

ということでしょうか。

 

価格帯を考えれば、数少なくなってきた国内ブランドとして、頑張っている方だとは思います。ただ、昨年のシャープのスマホを見る限り、他社と比べて、まだカメラ性能は周回遅れな印象がありました。

今回はその部分を含め、だいぶ機能面での強化が図られているとは思いますが、手ぶれ補正がないとか、広角の歪みが大きいなど、いくつか気になる点も残されているようです。カメラ重視の方は実機で確認されることをおススメいたします。

インスタ映えなど、カメラ写りの良さに重きを置く人にとっては、シャープのスマホでは物足りないと感じる可能性も否定できません

 

ほぼ同価格帯にあるミッドレンジSIMフリースマホの中では、ファーウェイのP30 liteがトータルバランスでは頭一つリードしているといった感じです。しかし、例のアメリカ政府からの規制がかかっている関係で、サポート面での先行きが見通しづらいリスクはあります。

ですので、どうも簡単には優劣を決めづらいところですね。

安心感優先ならシャープ、カメラ優先ならファーウェイでしょうか。

 

さらにここにきて、OPPOが頭角を現してきました。OPPO Reno Aは、スペック的にも、上記2機種の隙間をうまく埋めてきていて、人気が出そうです。すでに発売直後にもかかわらず、価格.com人気スマホランキングでも1位に食い込んできています。

 

この三機種の比較に関しては下記にまとめてあります。

furattosanpo.hatenablog.com