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AQUOS sense3 plusとAQUOS sense3 両者の違いは? AQUOS sense plusからの進化点は? スペック比較

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 シャープから今秋の新モデルとして、AQUOS sense3シリーズが発表されました。中でもAQUOS sense3 plus は大画面のやや上位版の位置づけになります。

SIMフリー版はもちろん、auソフトバンク楽天モバイル各社からも展開されるようで、sense3と共にミドルスペックの主流の一角を占めそうです。

 

基本的には、昨年のAQUOS sense plusからの正常進化だと思います。

au版では、AQUOS sense3 plus サウンドau版 SHV46)と、音楽を前面にした訴求しています。スマホ自体は無印のものと何ら違いはなく、pioneerのC7 wirelessイヤホンが試供品として同梱される点が+αです。イヤホン自体はAmazon等で5000円くらいで販売されているようですので、それが必要かどうかで選択いただくといいかもしれません。

jp.sharp

 

他社同クラスとの比較に関しては別記事にまとめております。

furattosanpo.hatenablog.com

 

 AQUOS sense3 plus 販売チャネル一覧

キャリア 機種 公式
SIMフリー AQUOS sense3 plus リンク
au AQUOS sense3 plus サウンド (SHV46) リンク
softbank AQUOS sense3 plus リンク
楽天モバイル AQUOS sense3 plus リンク

 

通常版のsense3に比べれば、展開されるチャネルは限られますが、SIMフリー版が提供されることもあり、sense3と並んで、国産スマホの有力な選択肢の一つとして挙げられそうです。

多少通信会社の戦略や狙いによってバリエーションは異なりますが、多くのキャリア、格安SIM等から発売される、まさにザ・スタンダードと呼べる機種になりそうです。

 

以下では主なスペックから、新モデルの特徴を整理していきます。 

 

1、スペック比較

AQUOS sense3 vs AQUOS sense3 plus

ブランド名 AQUOS sense3 AQUOS sense3 plus
OS Android 9 Pie Android 9 Pie
サイズ 約147×70×8.9mm 約160×75×8.7mm
質量 約167g 約175g
CPU Snapdragon 630
2.2GHz+1.8GHz
Snapdragon 636
1.8GHz+1.6GHz
内蔵メモリ RAM 4GB、ROM 64GB RAM 6GB、ROM 64/128GB
ディスプレイ 約5.5インチ FHD+
IGZO液晶
2,160×1,080ドット
約6.0インチ FHD+
IGZO液晶
2,220×1,080ドット
ノッチ なし なし
アウトカメラ 標準 約1,200万画素 F2.0
広角 約1,200万画素 F2.4
標準 約1,220万画素 F1.8
広角 約1,310万画素 F2.4
動画レート 4K/30fps  
インカメラ 約800万画素 F2.2 約800万画素 F2.2
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Ver.5.0 Ver.5.0
バッテリー 4,000mAh
急速充電あり
4,000mAh
急速充電あり
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX5・IPX8/IP6X
生体認証 顔認証、指紋認証(前面) 顔認証、指紋認証(前面)
イヤホンジャック あり あり
その他の機能 おサイフケータイ おサイフケータイ
カラー ライトカッパー
シルバーホワイト
ブラック
ムーンブルー
ブラック
ホワイト
ピンク(限定)
SIMスロット DSDV ※SIMフリー DSDV ※SIMフリー
外部ストレージ microSD 最大512GB microSD 最大512GB
価格(税込) 31,680円(ドコモ)
36,720円(au

46,080円(au

48,800円(楽天


同様に、AQUOS sense plusとの違いを比較   

AQUOS sense3 plus vs AQUOS sense plus 

ブランド名 AQUOS sense3 plus AQUOS sense plus
OS Android 9 Pie Android 8
9にアップデート予定
サイズ 約160×75×8.7mm 約151×71×8.9mm
質量 約175g 約157g
CPU Snapdragon 636
1.8GHz+1.6GHz
Snapdragon 630
2.2GHz+1.8GHz
内蔵メモリ RAM 6GB、ROM 64/128GB RAM 3GB、ROM 32GB
ディスプレイ 約6.0インチ FHD+
IGZO液晶
2,220×1,080ドット
約5.5インチ FHD+
IGZO液晶
2,160×1,080ドット
ノッチ なし なし
アウトカメラ 1,220万画素 F1.8(標準)
1,310万画素 F2.4(広角)
1,640万画素
動画レート   1080p/30fps
手ぶれ補正なし
インカメラ 800万画素 F2.2 800万画素
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Ver.5.0 Ver.5.0
バッテリー 4,000mAh
急速充電あり
3,100mAh
急速充電あり
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX5・IPX8/IP6X
生体認証 顔認証、指紋認証(前面) 指紋認証(前面)
イヤホンジャック あり あり
その他の機能 おサイフケータイ おサイフケータイ
カラー ムーンブルー
ブラック
ホワイト
ピンク(限定)
ホワイト
ベージュ
ブラック
SIMスロット DSDV ※SIMフリー シングル
外部ストレージ microSD 最大512GB microSD 最大512GB
価格(税込) 46,080円(au 48,470円

 

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2、比較結果

sense3とsense3 plusでは、画面サイズはもちろん、CPUメモリカメラ性能が底上げされています。全体的にワンランク上のスペック、使い勝手を実現している感じです。ただし、相応にサイズ感も大きくなりますので、手に収まったときの使いやすいサイズ感がどちらなのかで、選択が分かれそうです。

 

スナドラ630と636ではぱっと見、大差ないように見えますが、ベンチマークではだいぶスコアに違いが出るようです。とくにCPUのスコアでは40%の性能向上とも謳われているようです。ベンチマークがすべてではありませんが、ご使用の快適さに違いが出てきますので、この点にも注意してください。

 

昨今のスマホのスタンダードがどんどん6インチ台に移行していることから考えると、むしろplusといいながら、こちらがメインサイズと捉える向きもあるかもしれません。

無印sense3のほうが5.5インチで、昨今のサイズ感からするとやや控えめな印象です。

ただし、AQUOSベゼルありのベーシックデザインです。最近はノッチやベゼルレスデザインなど、画面をギリギリまで拡げてきているメーカーも多くなりました。その意味では、ベゼルレスの6インチとベゼルありの5・5インチはサイズ的に同等かもしれませんので、比較の際には注意してください。

 

sense3については別途整理してありますので、そちらもご参照ください。

furattosanpo.hatenablog.com

 

一方、旧機種のAQUOS sense plusとの比較では、さすがに、より使いやすいように順当に進歩しているイメージです。

スマホのサイズ感を含め、全体的に一回りスペックアップしています。

1、画面が5.5インチから6インチに

2、カメラが1眼から2眼に

3、CPUやメモリの底上げ

4、バッテリー容量の増大

5、DSDVにも対応(ただしSIMフリー版に限る。キャリア版は従来通りシングル)

と不足部分を丁寧に潰してきている感じです。

まさに正常進化といったところ。前モデルと同価格帯水準ですし、満足度は十分に上がるものとみて間違いありません。

 

価格帯としては、前モデルの水準を維持しつつ、通常版+1万円という水準になります。スペックの積み増し分としてこの1万円差をどう捉えるかで、通常版かplusを選ぶかが分かれそうです。

ミドルシップの平均水準3万円台として考えればsense3のほうが有力ではありますが、多少+αしてでも、余裕あるスペックを望まれる方に向いているかと思います。

 

auソフトバンクからは、それぞれキャリア版として12月上旬から投入されます。

基本的なスペックはSIMフリー版と同等ですが、キャリア版ではSIMスロットがシングルであるのと、対応バンドが異なります。制約なしにいずれのキャリア回線でも支障なく使えるという意味では、SIMフリー版を選ぶ方がベターかとおもいます。

また、限定カラーとして、ソフトバンク版にはピンクが用意されるようです。

www.au.com

www.softbank.jp

corporate.jp.sharp

 

3、どんな人におススメ?

スマホについてあまり詳しくない、とりあえず全部入りの機種を買っておこうといったライトユーザーに適した選択肢として、まず挙げられるのがシャープかと思います。

 

おススメポイント

1、安心の国内ブランド

2、ライトユーザーであまり複雑なことはしない

  ※通話とメール、簡単な検索などができればOK

3、おサイフケータイや防水・防塵が欠かせない

4、発売から2年間、最大2回のOSアップデートを保証

こうした条件に当てはまる人にとっては、問題なく使える機種かと思います。

とくに4番目はアンドロイドスマホの一番の弱みであるOSアップデートを確約しているところがポイントです。これにより少なくとも2年間は安心して使えそうですね。最近はスマホの買い替え周期も長くなる傾向にありますから、この部分は高評価です。

 

一方であえて注意点を挙げるならば、

1、他社と比較して、ややカメラ性能が弱いかも?

2、あくまでミドルスペックなので、過度な動作性能を期待してはいけない

ということでしょうか。カメラ性能もだいぶ改善してきているようですので、それほど心配はないかもしれません。毎年スペックアップしてきているはずですので、あとは実機でご確認いただくのがいいかと思います。

 

数少ない国内ブランドとして、昨年のAQUOS sense2の売れ行きからも、存在感を示してきていることが伺われます。ただ、シャープのスマホの全体的傾向として、他社と比べて、カメラ性能がやや弱点となっている感じは否めません。

インスタ映えなど、カメラ写りの良さが何をおいても一番大事な人にとっては、物足りないと感じる可能性もありますので、カメラ重視の方はよく比較検討されることをおススメいたします

 

ほぼ同価格帯にあるミッドレンジSIMフリースマホの中では、最近はOPPOの人気が高いようです。少し前までは防水防塵やおサイフケータイに対応したものはシャープだけに限られていましたが、ここにきてOPPO Reno Aがそれに対応してきました。

基本性能も高いですので、OPPOがシャープの有力な対抗馬になりそうです。

furattosanpo.hatenablog.com

また、ファーウェイからも同価格帯として、nova 5Tが投入されます。

sense3 plusが日本仕様スマホの典型だとすれば、nova 5Tはグローバルスマホの典型と言っていいでしょう。おサイフケータイや防水防塵よりも、CPUやカメラのスペックを追求される方にはこちらも有力な選択肢になりそうです。

furattosanpo.hatenablog.com