OPPO A5 2020 4眼カメラで2万円台 HUAWEI P30 ProやGALAXY S10+との差は スペック比較
この度、OPPOから4眼カメラスマホとしてA5 2020が発表されました。
これまで、カメラスマホと言えばハイスペック、フラグシップ機の代名詞でもあり、カメラの差がダイレクトにスマホ価格の差といってもいい状態でした。
しかし、ここにきて、OPPOが4眼スマホを29,480円(税込)の低価格機として投入してきたことは、これまでの常識を覆す可能性を秘めています。
もちろん、カメラ性能はカメラの数で決まるとは限りません。その良い例がグーグルのPixel3でした。Pixel3は単眼レンズながら、ソフトウェア的に高画質なカメラの絵作りを実現してくれる機種として、高い評価を得ています。
ですから、単にカメラ数や画素数といったスペック上に表れる数値だけでカメラ性能を測ることは困難です。トータルのチューニングやAIの味付けによっても大きく変わるものですし、絵作りに関しては好き嫌いの要素も絡んできます。
ただ、ここでいわゆるミッドレンジの中低価格帯スマホにもカメラ強化の動きが出てきたことは素直に喜んでいいのではないでしょうか。
これ以降、ミッドスペックスマホにおいてもさらなるカメラ性能の強化、向上が期待できそうです。
ということで、ここでは、話題のOPPO A5 2020に対して、これまでのいわゆる本流ともいえる高スペック機である、HUAWEI P30 ProとGALAXY S10+を比較して、その特性を探ってみたいと思います。
1、OPPO A5 2020、HUAWEI P30 Pro、GALAXY S10+のスペック比較
そもそも圧倒的に価格帯が異なるモデルになりますから、そのまま比較したのでは、OPPOが圧倒的に不利ということになります。
価格が1/3以下だという前提でお考え下さい。
当然、基本性能はフラグシップ機に敵うわけもありませんし、スポイルされている機能も多く見られます。しかし、コスパということで考えるならば、4眼カメラでそれなりに質感の高い映像が撮れるのであれば、目的次第では選択肢として十分に考えられるのではないでしょうか。
2、OPPO A5 2020はどんな人におススメ?
OPPOでできること、できないことで、その価値は明確に線引きされそうです。
1、SIMフリーやDSDV、トリプルスロットに魅力を感じる
2、コスパ重視
3、SNS向けなど、ある程度の高カメラ性能があれば十分
こういった層には、OPPOは十分な満足を提供してくれそうです。
一方で、
1、日本仕様が不可欠(防水防塵、おサイフケータイ)
2、サクサク感のあるスムーズな動作と超高画質なカメラ画質、性能
3、OSのアップデート
これらを求める層には、迷わずハイスペック機をお勧めします。
いずれにしても、OPPO A5 2020はミッドレンジとしては希少な、尖ったカメラ性能で、市場に一石を投じるモデルになりそうです。
ミッドレンジだからカメラは期待できないとあきらめていた層に、ミッドレンジでもカメラに特化した、面白いモデルもあるという点が、OPPO A5 2020の一番のセールスポイントになると思います。
2万円台のクラスでこれだけのカメラ性能をもってきたことは、今後にも期待の持てるラインナップ展開だと思います。
ファーウェーが昨今下火になりつつある現状では、その代替として、OPPOが主役に躍り出てくる可能性もあります。OPPO Reno Aもすでに人気機種となっていますし、これからますますOPPOから目が離せない展開が続くのかもしれません。
3万円ミッドレンジクラス同士の比較として、P30liteとの比較は別記事にまとめています。
また、ファーウェイからも4眼スマホとしてnova 5Tが発売になります。こちらもハイスペックなCPUと充実したカメラで、一段上の使い勝手を実現してくるものと思われます。お値段も少し上の5万円クラスですが、高コスパモデルであることは間違いなさそうです。