AQUOS sense3 plus Xperia 8 Pixel 3a XL ミドルハイ6インチ級 スペック比較
ミドルクラスといえば3万円台が中心価格帯ですが、もう少し上のクラスで考えると、さらに選択肢も広がってきます。
ここではその中でも中心を占めそうな、AQUOS sense3 plus、Xperia 8、Pixel 3a XLを比較して、選択基準を整理していきたいと思います。
なお、Xperia8に関しては、CPUがミドルクラスのスナドラ630ですので、値段の割にやや非力な可能性があります。ただ、ハイエンド同様の縦長スタイリッシュデザインを継承しているので、見た目重視の方には手ごろなXperiaとして人気が出そうな雰囲気です。
1、AQUOS sense3 plus、Xperia 8、Pixel 3a XLのスペック比較
黄色が優位性、緑色が劣位性を表現しています。
sense3の陰に隠れて、sense3 plusはそれほど話題になっていませんが、スペック的には充実していることが表からもうかがえます。
2、それぞれの特徴
価格帯としてはミドルハイの4~5万円台が想定されます。使用目的にもよりますが、ギリギリのスペックよりは、多少余裕のあるスペックを確保することで、日常使いのストレスが軽減されると考えると、1万円程度のプラスであれば十分に検討の余地があるのではないでしょうか。
上記3機種とも、ほぼ同等のサイズ感になります。最近の標準ともいえる6インチです。
どれもベゼルありのタイプになりますので、どちらかと言うと古い画面スタイルかと思います。
カメラはpixelのみ単眼レンズですが、グーグルはソフト的に高いチューニングを施していて、カメラの評判も上々ですので、この辺に差はないかと思われます。
バッテリーに関しては、最近の主流が3000mAh以上であることを考えると、Xperiaはちょっと心もとない水準です。
日本仕様のおサイフケータイにはどれも対応しています。防水防塵に関しても、Pixelのみ未対応です。
最近はSIMフリー機種においてDSDVが主流になりつつありますが、この辺もキャリア版は弱いところです。複数のsimを使い分ける人には欠かせない機能ですので、これが必要な方にはAQUOS sense3 plus simフリー版が適しています。
OSのアップデート保証という点では、AQUOSとPixelが優位です。2年は確実に保証されていますので安心です。一方のXperiaはメーカー次第ですのでやや不安を残します。
3、AQOS sense3 plusがおススメの人は?
メリットを整理すると、
1、日本仕様であるおサイフケータイや防水防塵が必須
2、メモリやバッテリーに余裕が欲しい
3、DSDVでsim複数運用がしたい(SIMフリー版に限る)
逆にデメリットは、
1、シャープのカメラ性能、絵作りがやや不安
といったところになるかと思います。2眼になり、だいぶ強化はしてきているかとおもいますので、実際の作例等を見てご判断いただくといいかと思います。
4、その他の選択肢
素のアンドロイドであるPixelシリーズは好き嫌いが分かれるところです。自分で設定する自由度を良しとするマニア層には高い評価を得ている一方、いわゆるメーカー独自の便利機能などに慣れているユーザー層には受けが悪いようです。
また、単眼ながらカメラの絵作りに関しては高い評価を得ていますので、カメラ重視の方には有力な選択肢になります。
また、この3機種以外では、この秋OPPO Reno Aが台風の目になりそうです。
3万円台というミッドレンジながら、スペック的には一段上の機能を備えていて、前評判も上々のようです。発売早々、価格コムの人気スマホランキングでも上位を占めるなど、対抗馬の一角を占めそうです。
さらにファーウェイからも、新たにnova 5Tが発売されました。5万円台という点では、同水準です。いわゆるグローバル仕様になりますので、日本的な防水防塵やおサイフケータイには対応しませんが、ハイスペックなCPUと4眼カメラで、高い処理性能を実現していますので、十分な対抗馬になりそうです。
同じくシャオミからも5眼、1億800万画素のミッドハイ、カメラスマホMi Note 10が発売です。こちらも価格帯的に同列で、競合として検討になりそうです。