OPPO A5 2020、ASUS ZenFone Max Pro (M2) 5000mAhの大容量電池 どっちを選ぶ? スペック比較
スマホはどうしてもバッテリー消費が大きいので、どれだけ持つかというのは重要なポイントになります。
最近はバッテリー容量も増大傾向で、3000mAhクラスが中心になってきましたが、それでも負荷の大きな使い方をする人には心もとない水準です。
これに対して、いわゆる大容量バッテリー搭載機種というものがいくつか存在します。最近では5000mAhクラスがその部類に入るようです。
ここでは、その5000mAhバッテリー搭載機種として、OPPO A5 2020とASUS ZenFone Max Pro (M2)を比較して、その特長を整理してみたいと思います。
1、OPPO A5 2020とASUS ZenFone Max Pro (M2)のスペック比較
ブランド名 | OPPO A5 2020 | ZenFone Max Pro M2 |
キャリア | UQ、SIMフリー | SIMフリー |
OS | Android 9 Pie ColorOS 6 |
Android8.1 ピュアアンドロイド 9にアップデート可 |
サイズ | 約163.6×75.6×9.1mm | 約157.9×75.5×8.5mm |
質量 | 約195g | 約175g |
CPU | Snapdragon665 (2.0GHz+1.8GHz) |
Snapdragon660 1.95GHz |
内蔵メモリ | RAM 4GB、ROM 64GB | RAM 4GB、ROM 64GB |
ディスプレイ | 約6.5インチ HD+ TFT液晶 (1,600×720) |
約6.3インチ FHD+ IPS液晶 (2,280×1,080) |
アウトカメラ | 1,200万画素(標準)F1.8 800万画素(超広角)F2.25 200万画素(ポートレート) 200万画素(モノクロ) |
1,200万画素(標準) 500万画素(深度) |
動画レート | 4K/1080P/720P@30fps 手ぶれ補正あり |
4K/1080P/720P@30fps 手ぶれ補正あり |
インカメラ | 1,600万画素 F2.0 | 1,300万画素 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11b/g/n |
Bluetooth | Ver.5.0 | Ver.5.0 |
バッテリー | 5,000mAh 急速充電なし |
5,000mAh 急速充電 |
充電ポート | Type-C | micro USB-B |
防水/防塵 | -/IP5X | - |
生体認証 | 顔認証、指紋認証(背面) | 顔認証、指紋認証(背面) |
イヤホンジャック | あり | あり |
おサイフケータイ | - | - |
その他 | - | FMラジオ |
カラー | ブルー グリーン |
コズミックチタニウム ミッドナイトブルー |
SIMトレイ | DSDV(トリプルスロット) | DSDV(トリプルスロット) |
外部メモリ | microSD 最大256GB | microSD 最大2048GB |
価格(税込) | 29,480円 | 39,050円 |
バッテリーが大きいということは、端末のサイズも大きく、また重くなることを意味します。また、バッテリー強化という特色を打ち出す一方で、引き換えにスポイルされてしまう機能もありますので、使用目的に合わせて機種選択をする必要があります。
また、バッテリーの持ちとディスプレイ画質は反比例するものです。あくまで電池持ち重視ということであれば、ディスプレイ画質はあきらめるといった割り切りも必要になります。
加えて、充電時間というものも使い勝手に大きく影響します。バッテリーが大きいということは、それだけ充電にも時間がかかるからです。その意味で、急速充電が必要がどうか、このあたりも選択の大きな分かれ目になるかと思います。
2、OPPO A5 2020はどんな人に向いているか
A5 2020はカメラとバッテリーに特化した機種になります。ですから、これらを主な目的とされる方に適した端末です。とくに4眼カメラはこの価格水準ではありえない充実度ですので、カメラ目的としては最適かと思います。
一方で、ディスプレイの解像度が低めですので、視聴メインには厳しい可能性があります。6.5インチという大画面ゆえ、HD+ではドットの粗が気になるかもしれません。一方で画質を抑えることは省電力にも直結するポイントですので、電池か画質か、どちらを優先するかという話になります。
また、200g近い重量はやはり重めで、携帯性においても気になる部分です。
加えて、A5は急速充電には非対応ですから、充電時間が相応にかかります。この辺も使い勝手に大きく影響するかもしれません。
OPPOの端末の特長に関しては別記事にもまとめていますので参考にしてください。
3、ASUS ZenFone Max Pro (M2)はどんな人に向いているか
M2はピュアAndroidで余計なものがない点が好印象の端末です。スペック的にもバランスが取れていますので、使い勝手のいい仕上がりになっているかと思います。また、大容量バッテリーながら、重量も170g台に抑えている点は高評価です。取り回しもそれほど悪くない印象です。
一方で細かい点ではいくつかスポイルされている仕様が目につきます。とくにWi-Fiは2.4GHz帯のみの対応と、昨今の標準からすればやや非力な点は否めません。また、充電ポートが一時代前のMicro USB-bという点も、使い勝手に影響しそうです。
4、まとめ
いずれの端末も、大容量バッテリー搭載という優位性をうまくまとめてきている端末です。SIMフリー機でDSDV、トリプルスロットですから、SIMまわりの汎用性も高いです。
一方で、SIMフリー端末の傾向として、おサイフケータイや防水防塵といった日本仕様には対応していません。その辺は割り切りも必要です。
ここで取り上げてた端末は、手に取りやすい3万円クラスのミドルレンジ端末ですから、万能選手とはいきません。むしろ、自分の目的に合わせて、何を重視するかで選び方が分かれるように思います。
カメラ重視の方は、OPPO A5 2020で決まりでしょう。
一方ディスプレイ画質重視であれば、ASUS ZenFone Max Pro (M2)のほうがバランスがいいでしょう。
それ以外はいくつかスポイルされている機能が許容できるかどうかで判断することになりそうです。
おまけ
5000mAhとまではいきませんが、シャープも比較的大きな4000mAhのバッテリー搭載とIGZO液晶の省電力性を活かして、電池持ちの良さ1週間などと謳って、AQUOS sense3シリーズをアピールしているようです。
サイズ感も手ごろですし、取り回しのしやすさでは、むしろこちらの方が好印象かもしれません。
バッテリー重視派の人にとって、もう一つの選択肢になりそうです。
また、シャオミからも大容量バッテリー、5眼カメラスマホ、Mi Note 10が発売になります。値段からするとやや高めの5万円クラス、いわゆるミッドハイレンジのモデルになろうかと思います。
多少+αの予算をかけてでも、ある程度余裕あるスペックや、カメラをお求めの方には、選択肢に入ってくるかと思われます。