OPPO Reno AとOPPO A5 2020 どっちを選んだらいいの? 優劣と特長 スペック比較
【追記】
2020夏モデルとしてOPPO Reno3 AがReno Aの後継機として発売されます。
Reno Aから価格据え置きで、弱点をうまく補完したモデルに仕上がっている印象です。
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続々と新製品を日本市場に投入しているOPPOから、新たにOPPO A5 2020が発売されました。
先日投入されたOPPO Reno Aは、防水防塵やおサイフケータイを含め、お値段以上のスペック充実度から、かなりの反響を集めているようです。
一方、このA5 2020は、いわゆるグローバルモデルです。日本的仕様には対応しないものの、二万円クラスとしては充実した4眼カメラを備えるなど、機能の割り切りがはっきりしているので、Reno Aとはまた違った層に訴える内容です。
ミドルクラスの主流は3万円台が中心ですが、A5 2020は、より低廉な普及価格帯のモデルとして注目を集めそうです。販路も、UQmobileのほか、SIMフリーとして、各種格安SIMおよび量販店、Amazonなどでも取り扱われます。
ミドルクラスといえば、カメラ性能を抑えることでプライスダウンされるのがこれまでの通例でしたが、A5 2020は逆にカメラに特化している点で、例外といってもいいでしょう。むしろカメラに強いミドルクラスとして、希少な存在になりそうです。
ここでは両製品の特長を比較しながら、どういった用途に向いているのか、整理していきたいと思います。
1、OPPO A5 2020とOPPO Reno Aのスペック比較
ブランド名 | OPPO A5 2020 | OPPO Reno A |
キャリア | UQ、SIMフリー | 楽天、SIMフリー |
OS | Android 9 Pie ColorOS 6 |
Android 9 Pie ColorOS 6 |
サイズ | 約163.6×75.6×9.1mm | 約158.4×75.4×7.8mm |
質量 | 約195g | 約169.5g |
CPU | Snapdragon665 (2.0GHz+1.8GHz) |
Snapdragon710 (2.2GHz+1.7GHz) |
内蔵メモリ | RAM 4GB、ROM 64GB | RAM 6GB、ROM 64/128GB |
ディスプレイ | 約6.5インチHD+ TFT液晶 (1,600×720) |
約6.4インチFHD+ 有機EL (2,340x1,080) |
アウトカメラ | 1,200万画素(標準) 800万画素(超広角) 200万画素(ポートレート) 200万画素(モノクロ) |
1,600万画素 200万画素(深度) |
動画レート | 4K/1080P/720P@30fps 手ぶれ補正あり |
4K/1080P/720P@30fps |
インカメラ | 1,600万画素 | 2,500万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 | Ver.5.0 |
バッテリー | 5,000mAh 急速充電なし |
3,600mAh 急速充電なし |
防水/防塵 | -/IP5X | IPX7/IP6X |
生体認証 | 顔認証、指紋認証(背面) | 顔認証、指紋認証(画面内) |
イヤホンジャック | あり | あり |
その他の機能 | - | おサイフケータイ |
カラー | ブルー、グリーン | ブルー、ブラック |
SIMトレイ | DSDV(トリプルスロット) | DSDV |
外部メモリ | microSD 最大256GB | microSD 最大256GB |
価格(税込) | 29,480円 | 39,380円 |
メリットを黄色、デメリットを緑で色分けしています。
一目見てわかるように、A5はメリット、デメリットがはっきりしています。一方のReno Aはそつなくすべての機能を上手にまとめてきている印象です。
一方、OPPO製端末の気になる点を挙げるとするなら、
1、急速充電に対応していない
2、OSのアップデートが期待できない
3、LED通知ランプがない
4、Color OS に独特の細かい設定や使い勝手がわかりにくい
などがあげられます。こういった点が気にかかるという方は、もう一度自分の使用環境に照らして、慎重に検討されることをおススメします。
2、OPPO A5 2020の特徴
何といっても4眼カメラが最大のウリでしょう。このクラスとしては最大限に充実したカメラ性能かと思います。また、バッテリー容量も5000mAhと大容量ですので、電池持ちを気にせずにお使いいただけるかと思います。
一方で、それと引き換えにいくつかスポイルされている点があります。
まず、画面はいまどきHD+とやや粗めな印象です。6.5インチという大画面からするとこれは気になる部分かと思います。また、バッテリー容量と引き換えに、やや重量が重くなっています。
また、日本仕様の防水やおサイフケータイに対応していない点も注意が必要です。
3、OPPO A5 2020はどんな人におススメ
インスタ映えなど、カメラ性能(撮影)を最重要視する人、また、電池持ちの良さが欠かせないという人には、うってつけのモデルかと思います。
ただ、ディスプレイの画質がイマイチですので、画面のきれいさ、精細さに慣れた方は物足りないと思われますので、撮影よりも視聴、閲覧のクリアさを重視される方には注意が必要かと思います。
いずれにしても、性能の尖っている部分がはっきりしていて、割り切りが潔いモデルです。機種選択の際のポイントを絞りやすいかと思います。
カメラ性能をはっきりさせるために、ハイスペック機とも比較してみました。
ミドルレンジ同士の比較はこちら
大容量バッテリー搭載を最重視する方にはこちらも
4、OPPO Reno Aはどんな人におススメ
一方のReno Aは、これといって穴のない、非常にバランスの取れたモデルと思います。特段こだわりがないとか、スマホのことはよくわからない人でも、とりあえず選んで間違いがないという点で、万人向けな、おススメのモデルになります。
A5よりも弱いのはカメラの機能バリエーションと電池持ちくらいです。カメラも2眼ながら画素自体は十分なものを積んでいますので、普段使いとしては過不足ないレベルかと思います。
5、まとめ
万能選手のOPPO RenoAに対して、カメラ小僧のOPPO A5 2020といった感じでしょうか。日本版VSグローバル版という違いとしても特徴が分かれるところです。
ご使用目的によって選択が分かれるかと思いますが、A5は機能の有無がはっきりしているので、これがピッタリはまる人は限定されるのかなと思います。
A5 2020は、2万円台での比較となると、GALAXY A20と競合してくる可能性があります。もちろん、両者では狙いとするところがだいぶ違いますので、A20との比較に関しては別記事にまとめております。
また、OPPO RenoAに関しては3万円台ミッドレンジとして、以下のとおり他社主要モデルとガチンコ勝負になりそうです。