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SONY SIMフリー版 Xperia8 Liteを3万円で発売 はたして勝算は? 残念ながら厳しそう

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SONYがここにきて、SIMフリー版を大きく展開し、市場への影響力の拡大を狙っているようです。

ミドルレンジのXperia8 Liteを9月1日発売予定です。価格は約3万円になります。

www.sonymobile.co.jp

 

先日、フラグシップのXperia1 Ⅱ、Xperia5、Xperia1の3機種をSIMフリー版として市場投入したばかりですが、さらにミッドレンジにもこの方策を拡げていくようです。

 

今回発表されたXperia8 LiteはほぼXperia8の焼き直しながら、価格を3万円に抑えることで、市場浸透を図る狙いです。旧来の無印Xperia8との大きな違いは、圧縮音源をハイレゾ相当の音質に高める「DSEE EX」をサポートしていない点くらいで、価格が約半分になりました。

 

はたしてそこに勝算はあるのでしょうか?

 

私は以前から、SONYXperiaについては、スペックの割に価格が高く、そのブランド料に見合う価値があるのか、疑問を呈してきました。

過去記事でもそうしたことを何度か書いています。

 

furattosanpo.hatenablog.com

 

正直、周回遅れのスペックで3万円と言われても、厳しいのではと思います。

もしこれが昨年のXperia8発売時であれば、3万円は勝負に値する価格だったと思います。しかし、今他社がそれ以上のスペックで、それ以下の価格を提示してきている現在、Xperiaが3万円だからといって、飛びつくようなバリューはありません。

 

一応、現状でメリットとデメリットを見ておきます。

 

1、Xperia8 Liteのメリット

1、3万円でSONYXperiaが買える

2、一応日本仕様に対応した、全部入り

3、コンパクトで持ちやすい

4、3キャリア対応で携帯会社をまたいで使える

 

2、Xperia8 Liteのデメリット

1、CPUやカメラが周回遅れのスペック

2、SIMフリー版でもシングルSIM

 

3、Xperia8 Liteはありか、なしか

正直言って厳しいでしょう。何といってもCPUがいまどきスナドラ630というのが決定的に弱点になりそうです。やはり1年以上前のスペック感が否めません。

 

たしかに、日本ブランドのソニー、エクスペリアが3万円というのは安いという印象はあるでしょう。当初のXperia8が6万円だったことを考えれば半額というお得感はあります。しかし、もともとスペックの割に割高だったこともあり、価格を改定してやっとシャープのAQUOS sense3並みというのが現実です。

 

シャープのAQUOS sense3も、もはや昨年の一世代前のスペックであり、今から購入するには悩む部分が多いということでは同類かと思います。

 

現状では全部入りならOPPOが、ハイスペック低価格ならシャオミが頑張っていますので、そちらを検討されたほうが後悔がないように感じます。

furattosanpo.hatenablog.com

 

どうしてもXperiaということなら、まだ1万円ちょっと追加して最新のXperia10 Ⅱにしておいた方が安心して使えそうです。

単に目先の価格に踊らされることなく、しっかり自分の使用目的に照らして、公開のないスペックの機種を選ばれることをおススメします。